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細々とこっそりとちまちまと

アイドルソングの感想・レビュー、ライブレポ。

アイドルと飲食店の店舗拡大とアップアップガールズ(仮)

ここ数日はずっとチキパとパティロケとあずの怪我のこと考えています。そうしたら、アイドルってプロジェクトだし事業性が高いなあって改めて思いました。せっかくなので思ったことを文章にしてみたいと思います。


◎アイドルと飲食店の店舗拡大

アイドルが人気を求める姿は、まるで「飲食店の店舗拡大」みたいだと思いました。お食事とかサービスがパフォーマンスで、店舗数がファンの数。サービスも色々で全国数千店の大型チェーン店もあれば地域に1〜2店の小型店もあります。
大型チェーンは大規模な宣伝で安心感を与えつつガンガン大きくなるし、地域密着などの小型店は確かな実力が口コミで広がって信頼されつつ地道に大きくなっていきます。いずれも味が大事なのは変わらなくって、味が落ちたり変わったりすると積み上げてきたものを失うわけですが、大型店と小型店でここにも違いはあります。
大型チェーン店は味の維持だけでは足りず、飽きさせない工夫も大切なので大規模な宣伝を維持しつつ、フレッシュな仕掛けを打ち続けることで客の興味を引き続けないといけません。
小型店の場合はオリジナリティのある味を毎回提供できて常連客を抱え込むことが大切です。一方で、小型店にもフレッシュな仕掛けは必要です。新商品や季節限定品などは新しい客を引っ張るきっかけになりますから。
家族経営とか超小型店で店舗を増やすつもりがない場合は別ですしそれはそれでありだと思います。味を維持することに専念した方が常連は安心できるし幸せですし。でも、店舗を増やして事業を広めたいときには、大型・小型店に関わらず、今いるポジションに合わせて「味の維持」と「フレッシュな仕掛け」を両立しつつ選択することが規模を拡大する定石なのかも知れません。例えば、同じハンバーグチェーンでも静岡県から出ないお店もあれば北海道から全国に広げたお店もありますよね。
大型チェーン店にも小型店にも今いるステージに合わせて求められるものがあって、それぞれがパフォーマンス能力とキャラクターに合わせて規模が拡大できれば一番幸せなのかも知れません。

余談が長くなりました。こんな話はいいんです。
ここから飲食店の例えで各アイドルグループを再定義するとか面白そうではありますが、僕は絶対LOVEでリンリンリリンするのに忙しいのです。そんな余裕ないお。
具体的な例えはアップアップガールズ(仮)のことだけしか書きませんし考えません。


◎屋台型アイドル(仮)

アップアップガールズ(仮)を飲食店で例えると「老舗店で修行してたところを"経営上の都合"とか勝手な理由でクビにされた屋台店」といったところでしょうか。

ハロプロとかアップフロントの影響で見失いそうになりますが、アップアップガールズ(仮)はとても小さな事業のアイドルです。今まで雑誌の広告出てますけど全部Tパレですし、ライブツアーの告知はイベンター便乗。おそらく持ち出しで作ったと思われるポスターやチラシも、グッズでポスター売って制作費を確保した上で新曲のジャケットにも使い回すという具合です。
衣装も4月の横浜ブリッツの前は数えられるくらいでしたし、もう忘れそうでしたけど公式ホームページも5月までなかったですし。
アイドルグループの運営に何がどれくらい必要なのか詳しく知りませんが「お金かかってないグループ」のイメージ持たれても仕方ない感じです。唯一、目立って量が多かったCDリリースにアップアップガールズ(仮)のチャンスがあったのは幸いだと思いますし、そこに独自性が見えてきます。

お金かけられないアップアップガールズ(仮)がとったのは、「稼働を増やすことで露出を増やす」という作戦でした。絶え間なくライブやイベントを打ち、出ることで、常にどこかで見て聞いて会える機会を作ります。
"新曲の発表の機会を作る"ために新曲を出し続けるというマッチポンプ的な方法で毎月のようにシングルのリリースもありました。
フェスや対バンに呼ばれれば当然のように参加し、手売りやチラシ配りなど空き時間も稼働します。何度も書きますが予算はないアイドルですから大々的な広告を自前でしなくても多くの人に見てもらえる機会を得られるフェスや対バンは格好のチャンスです。
そんなアップアップガールズ(仮)は小型店の中でも小回りが効いてどこにでも現れる屋台型アイドルと呼ばせてもらいたいくらいです。


◎結果にこだわる(仮)

「稼働を増やすことで露出を増やす」と文字にすると単純に見えますが実際は相当難易度が高い作戦です。稼働を増やすには仕事を受注しないといけません。もしも、「来るな」とか「いらない」とか言われて呼ばれなくなったら続けることができません。稼働を増やし続けるためにも一回一回のステージが勝負です。

それは全力でパフォーマンスするだけでは足りず、その日一番に盛り上げる&初見の人にも良い印象を与える&関係者にリピーターになってもらう、と形になる結果を残さないといけません。
そこでは、ホームもアウェイも関係ありません。半端なことをすればアッという間に予算も規模も固定客も多い他の大型店や小型店に取って代わられてしまいます。

そのプレッシャーは想像を絶するものでしょう。屋台型アイドルは自転車操業なのです。自転車操業的な危機感がアップアップガールズ(仮)にしか出せない感情や圧力や熱のような何かを生み出し、僕たちファンはそれを感じ取って、全力で応援したい気持ちになるのかも知れません。
そうして結果にこだわってきたアップアップガールズ(仮)ですから、横浜ブリッツと名古屋クアトロの完売はさぞ嬉しかったことでしょう。

◎リスクとこれから(仮)

アップアップガールズ(仮)はこの夏の間に常連客を増やし大きくなりました。フェスなどではトリを任せられることも増えています。後ろ盾なんてない屋台型アイドルのアップアップガールズ(仮)です。実力で勝ち取った今の状況が素直に喜ばしいと思います! きっとこれからは今までの信用で稼働を増やすことはできますし、大きなロックフェスから呼ばれる機会も増えることでしょう。チャンスを必ずものにして大きく育ってくれるはずです。

一方で、屋台型アイドルにはリスクがあります。実力でチャンスを勝ち取り未来を紡ぎ続けたもしても、稼働し続けることはやめられず、メンバーの負担が積み重なっていくのです。
ただでさえ体力の限界に挑戦するような過酷なダンスのアイドルです。プレッシャーによる精神的負担やパフォーマンスによる肉体的負担はメンバー自身を消耗し続けていると思います。
ファンの目線では、わかっていても止められませんし、痛々しく思うときもあります。今回のあずのケガのこともそうでした。この夏を全員が無事に完走することを願っていましたが、あのスケジュールなら仕方がないと正直なところ思います。きっと誰かがこうなっていたことでしょう。
稼働を増やすことで世間に届いて欲しい気持ちと、稼働が増えることでメンバーが傷付く不安の両方を抱えて応援するのは辛いときもあります。これからもずっとフェスや対バンで戦い続けて傷付き続ける彼女たちを応援するし続けますが、もっと別の方法はないものかと考えてしまいます。

もしも、個人の活動を充実させることができたらどうでしょう。グラビアだったり演技だったり歌だったりバラエティだったり。
7人それぞれが「稼働を増やすことで露出を増やす」ことを実践して、全員がアップアップしていく姿が見られるかも知れません。8月31日の横浜ブリッツで森ティが話したようにひとりひとりが強くなることでアップアップガールズ(仮)は最強になれるでしょう。あの7人には全員に違った個性があると僕には思えます。
でも、それも結局はプレッシャーとの戦いですし、傷付くことは避けられないですよね。どんな形であれ戦うアップアップガールズ(仮)が僕は好きなんだと改めて思い知りました。

アップアップガールズ(仮)はメジャーデビューすることで(仮)が取れると言われています。
個人的には(仮)恥ずかしいので早く取れて欲しいんですよ! でも、(仮)と一緒に「稼働を増やすことで露出を増やす」屋台型アイドルとしての姿が消えてしまうのは寂しいです。テレビや雑誌でお金かかってる感じで宣伝される彼女たちの姿はちょっと想像できませんし。個人的には、こちらも僕の大好きなPerfumeみたいに実力で色んな人に見つかり続けて大きくなる姿が見たいです。

勝手な夢ですが、今のアップアップな感じのまま(仮)付いたまんま国民的アイドルになって、テレビや雑誌や新聞で(仮)が誤植で付け忘れられまくったり、どこかの偉い人に「ややこしいから(仮)取れ」とか言われて、半ば自然に(仮)が取れてしまえば良いと思います。笑。
まるでアップフロントガールズ(仮)からアップアップガールズ(仮)に変わったときみたいに!




そんなこんなで、長くなりました…

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

こんな風にアプガを語ると長くて読みにくくて恐縮しかありませんが、違う形でまた何か書けたらと考えてます。
その際はよろしくお願いします。

書いてみて改めてやっぱりアプガが好きだなあって思いました。大阪と名古屋と赤阪ほんと楽しみです。魔物も。
これからもアップアップで先が読めないアプガちゃんと関根梓ちゃんを応援し続けます!
この長文がアプガの魅力を伝えることに繋がれば嬉しいですが……もっと頑張ります!笑