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細々とこっそりとちまちまと

アイドルソングの感想・レビュー、ライブレポ。

【KILLING ME SOFTLYフラゲ日記念】学校の怪談 呪いの言霊のこと

今週は精一杯の嬉しさを込めて女子流のことだけを書きます!

 

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【Killing Me Softlyリリース直前記念】東京女子流のアルバム特集 - 細々と、こっそりと、ちまちまと

  

今日は主演映画第二弾にしてホラー初挑戦の『学校の怪談 呪いの言霊』について!

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“学校の7不思議”や“トイレの花子さん”“口裂け女”といった学生の間で長く語られてきた怪談話を映画化し、人気を博した『学校の怪談』シリーズ。本作では、異界につながるという“きつねの窓”の恐怖を、『催眠』など数々のホラー作品で知られる落合正幸監督が、人気ガールズユニット、東京女子流を主演に迎えて描き出す。 

学校の怪談 呪いの言霊 | Movie Walker

 

 

 

東京女子流のことに興味が出て、CDを買ったりネット番組を見たりライブに行ったりすると驚くポイントがあります。「いくらなんでもトークが緩すぎないか?」という点です。

 

Misiaも手がけた松井寛全面プロデュースだから可能になっているサウンド、現行アイドルシーンの中でも屈指のダンススキルと高難易度の振付、作品ごとの世界観を大事にしつつ時代をリードすることも目指すハイレベルな衣装、などなどパフォーマンスにおいて東京女子流のやっていることは次元が違います。とにかく隙がなく、見るべきところしかなく、安心感と期待感の両方を満たしてくれる完成度が高いグループです。

 

一方で、CD付属のDVD内定番企画「おでかけムービー」では"ありのままの女子流のオフショット"というか単に無防備な姿が収録されており、ネット番組やライブ中のトークでは間延びした"緩〜い"時間を経験することも多々あります。

 

多くのファンにとっては、少なくとも僕にとっては、バッキバキなパフォーマンスと緩い無防備さのギャップは東京女子流の大きな魅力のひとつだと考えます。とらえ方によっては、これこそが最大の魅力とすら言いたいくらいです。

 

 

東京女子流の活動には常に二面性があります。前述の完成度の高いパフォーマンスと緩く無防備すぎる日常の姿。時代が違えば普通にミリオン狙えてた圧倒的な楽曲に対して、形骸化しているランキングや枚数を目標にした泥臭すぎるリリースイベント活動。

素人目にも片方は簡単に見せないことができそうなことなのに、それを活動や価値観のひとつとして表に出していることにはきっと何か意図があるのではないかと考えてしまいます。

 

 

ここで、『学校の怪談』のことを考えてみたいと思います。

僕はテレビシリーズや原作については完全に門外漢ですが、『学校の怪談 呪いの言霊』パンフレットの解説等を見て感じることに、日常の合間にある非日常がテーマになっているのではないかと感じました。学校という限定的でありながら誰もが経験する状況の中で起きる「怪談」は、「明日あなたの学校でも起きるかも」という自分の生活との連続性を感じさせ、恐怖させるとてもよくできたパッケージの作品群だと思います。

 

 

東京女子流には虚構性と実在感という二面性があります。同じく、『学校の怪談』には日常と非日常という反対の要素が同時に並列に存在しています。場合によってはミスマッチな両者の魅力の根本の本質はすごく似ていることに気付かされます。これを、東京女子流と『学校の怪談』が、”他とは違う異様なエンターテイメント”であることと切り離して考えることはできません。

 

例えば、『学校の怪談』がヨーロッパのホラー映画のような"洋館を舞台にした外国の物語"だったと考えてみます。『インシディアス』とかそういう感じの。

それはそれで恐怖を与えてくれると思いますが、そうなると僕達の生活と地続きなものではなくなっているのではないでしょうか。

 

同様に、東京女子流の活動から"緩〜い" オフショットに見える姿がなかったとすると、彼女たちは単に完成度が高く、多くの才能や周囲のサポートに恵まれ、勝つべくして勝つ存在に見えてしまうことでしょう。

それは、果たして東京女子流の本当の姿でしょうか。応援したくなる存在として、憧れとして、アイドルとして正しいものでしょうか。少なくとも現代ではそうではないと僕は思います。

つまり、東京女子流は二面性があるからこそ今の魅力を発揮できているのです。

 

 

学校の怪談 呪いの言霊』での東京女子流は、まさしくそういう存在としてスクリーンに現れました。日常そのものでありながら非日常を体現していました。

 

僕だって、お話の構成や脚本そのものに言いたいことがないわけではない映画です。すぐにもっと良くできるアイデアはあります。

でも、そんなことを抜きにして『学校の怪談 呪いの言霊』をとても楽しみ、怖がって見ることができました。

それでいいのではないでしょうか。笑

 

もしも、東京女子流虚構性、非現実性にピントを合わせたホラーが見たいのならば、『十字架 映画ver』のMVを見るのが一番だと思います。もしくは『鼓動の秘密』とか。そういう恐怖表現に東京女子流はすでに挑戦していたことに気付かされるはずです。

 

 

そんなこんなで、映画本編のことにほとんど触れずに言いたいことを全部書いてしまいました・・・笑。

 

重ねて言いたいことですが、スクリーンの大画面を前提にした細かい表情の演出や音響効果を狙ったホラー映画ですので、あとからDVDで見て「あんまり怖くなかった」「評価できない」とか言われても仕方がない作品です。

 

まずは、劇場で見てもらえればと思います!!

 

ぜひどうぞ\(^o^)/

 

 

 

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