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細々とこっそりとちまちまと

アイドルソングの感想・レビュー、ライブレポ。

【KILLING ME SOFTLY発売日記念】ちまちまアイドルソング37「十字架」/東京女子流

 

今は東京女子流のことだけ語りたい! 

 

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東京女子流『十字架 ~映画「学校の怪談 -呪いの言霊-」Ver~』



avexの5人組ガールズ・ダンス&ボーカルグループ東京女子流の16枚目のシングルです。今年、東京女子流は2本の映画に主演しており、その1つ学校の怪談 -呪いの言霊-』の主題歌にもなっています。背中が大胆に出ている衣装も話題になりました。

 

歌の面で、ボーカルの掛け合いが面白いと感じました。過去曲では、すぐに思い付くのは『Rock You!』の一部にあったくらいで、すごく珍しい試みだと思います。また、「やさしく⇔冷たく」「光⇔闇」「過去⇔未来」など相反する要素が歌詞に盛り込まれています。

サウンド面でも鉄琴(グロッケン?)が印象的で、イントロでのホラー演出的な使われ方や、間奏での四つ打ちの打ち込み&エレキギターとのコラボレーションなどユニークです。古くからある鉄琴と、最新の音楽要素が混ざり合って異様な世界感を表現しています。

 

コインの表と裏、自分と他人、昼と夜、過去と未来、生者と死者。『十字架』は、例えとても似ている存在で、ときに交わることがあったとしても、決して重なることができない二者の歌なのだと思います。その姿は、縦軸と横軸であり、できあがる形は十字架のようになるでしょう。

ボーカルの掛け合いや印象的な歌詞、斬新なサウンドがそうした二面性を表現しています。

 

サビで歌われる「Table-Turning」"こっくりさん"の元ネタのことだそうです。

なるほど「指先が重なり描いた軌跡」はそのまんま"こっくりさん"ですね。冒頭の「あなたの言葉」は占い師のアドバイスのように読み取れますし、2番の「コインを投げて」もコイントスで何かを決めている最中の様子なのかもしれません。

祈りや占い、おまじないなど呪術行為のことを歌っている曲でもあるのです。

 

そう考えながら、この曲は誰の視点で歌われているのか考えてみたいと思います。『十字架』の主人公は誰なのでしょう?

 

それは、前述の通り、決して重なることができない二者の両方なのだと思います。

自分と他人、男と女、大人と子供、若者と老人、あなたと私。立場が違うふたりのどちらかの歌なのです。

つまり、これは生者の歌であり、囁く悪魔の歌であり、呼び出してしまった何かの歌であり、何より「あの日の光 求めさまよう」 心霊の視点の歌ともいえるのです。

 

こうやって深読みするほどに、東京女子流『十字架』で表現しているものの恐ろしさに気付かされます。それは同時に寂しさも感じさせ、一方で救いでもあり、深淵にあるテーマは"生きることと業の深さ"なのではないかと思わされます。

 

学校の怪談 -呪いの言霊-』のようにホラー映画と女性アイドルは相性がいいとされています。そんな中で、『十字架』はホラー系アイドルソングとでも呼ぶべき新境地を切り開きました。

つまり、これからの暑い季節にピッタリな涼しくなる楽曲なのでは!!

 

 

  

・・・余談ですが、4thアルバム『KILLING ME SOFTLY』に収録されているバージョンの『十字架』もしっかりホラー感がありました! 詳しくはアルバム解説のブログで書きますね。笑

 

 

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