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細々とこっそりとちまちまと

アイドルソングの感想・レビュー、ライブレポ。

【6・21はアイストカーニバル記念】Cheeky Parade(チキパ)ミニアルバム「Together」特集

Cheeky Paradeの思い出はふたつあって、新木場のアイドル甲子園フェスティバルの全員握手会のときに推しメンの鈴木友梨耶ちゃんに「好きです!」とコクったら「みんなに言ってるんでしょう〜」と流されたDDだったことと、仙台のツアー初日のとき楽しすぎ推しメンの鈴木友梨耶ちゃんのソロパートで普段そんなことしないのに推しジャンとかしてたら握手会のときに「ピョンピョン飛んでたね!」と言われて嬉しいやら恥ずかしいやら。

 

そんな(?)avexのアイドルグループCheeky Parade(チキパ)のミニアルバム『Together』が発売されました。これが素晴らしい内容だったので紹介したいと思います!!

 

 

1.Together

ミニアルバムのリード曲で3月のワンマンライブで初披露されて以降、ライブの定番曲にもなっています。3・22品川ステラの感想でも書きましたが、チキパはファンと一体感があってそれが個性になっているグループです。そんな濃密な関係性をそのまま歌にしたような曲で、いわゆる"チキパMix"が綺麗に入る16小節の間奏ではじまり、王道アイドルソング的メロディに、コール&レスポンスがたくさんのっかっている楽曲です。『Together』はそもそも曲が作られる過程でファンから歌詞を募集していて、成り立ちからすでに「キミがいないとわたしはいない」曲なのです。

センターはあっち向いてホイ対決で決めていて、初めて鈴木真梨耶ちゃんが選ばれました。過去の曲で、鈴木真梨耶はシャウトを担当することが多く、個性的な声が魅力的です。メンバーで唯一の金髪でもあり、チキパの顔的な存在感があると僕は思っています。2番冒頭のラップ、ソロパート、落ちサビの"鈴木姉妹"ユニゾンなど、『Together』はチキパを象徴する曲であると同時に鈴木真梨耶ちゃんのための曲なのです。

握手会での対応やブログ、超絶メールを見ていると鈴木真梨耶ちゃんは派手な見た目とは反対に、素直で明るく謙虚でファン想いの子なんです。これは、攻撃的なイメージと裏腹に真面目でいい子なチキパが感じさせるギャップとすごく良く似ています。僕はやっぱり、鈴木真梨耶ちゃんがチキパの看板で、両者の歌である『Together』でチキパが大きく飛躍してくれるといいと思います。 

Together

Together

  • Cheeky Parade
  • J-Pop
  • ¥250

  

2.PiNPON MUSiC

作・編曲はRAM RIDER。本物のクラブサウンドをアイドルソングにも持ち込んでいるひとりで、『PiNPON MUSiC』もしびれるくらい音が良くて、ついつい大音量で聞きたくなります。公式にTacticsの続編の曲ということで、ガールズトーク的な世界観をつなげて聞くと楽しいです。Tacticsが外向きの顔で、『PiNPON MUSiC』は仲良しだけに見せられる顔、みたいな感じでしょうか。歌割りもほんと似ていて、溝呂木世蘭ちゃんの歌が印象に残ります。 

PiNPON MUSiC

PiNPON MUSiC

  • Cheeky Parade
  • J-Pop
  • ¥250

 

3.Fly Hgher

作詞、作・編曲は『Together』と同じヒゲドライバー。チキパの楽曲は個人的に2013年ベストアイドルソングのひとつ『チェケラ』から3つ目です。ファミコンのBGMで使われるピコピコ音(8bit音)を使うことが持ち味に作曲家ですが、それ以上に手数の多さが特徴で、クレバーな音楽を作る人だと思います。

手数の多さとは、サウンドのディテールへのこだわりのことで、1番と2番の同じメロディでも歌詞の意味や雰囲気に合わせてボーカルの響き方やうしろで鳴っている効果音を細かく変えていて、飽きさせないサービス精神を持っている人だと思います。だから『チェケラ』『Together』も何回も聞きたくなってその度に発見があるのです。

そんな、サービス精神が一気に爆発するのがサビです。ヒゲドライバーの楽曲は、チキパに限らず、サビがどれもいいです。例えば、平野綾『Sunday』は持ち味のひとつのピコピコ音はほぼ封印しシンプルなバンドサウンドながら、Aメロ→Bメロとエモーションをチャージしながらサビそしてラストの大サビに向かって上がっていく感じが感動的ですらあります。

ヒゲドライバーのことを8bit音とかクラブサウンドとかそういうディテールで語るのは間違っているのかもしれません。彼ほど、サビで盛り上がること、すなわち歌謡曲的なポイントを押さえている作曲家もそんなに多くはいないのですから。それは、楽曲全体をコントロールできる能力があるということです。そのクレバーさにこれからも注目したいですし、きっと楽しい楽曲をこれからも聞かせてくれるはずです。

そして、もちろん、サビとラストに向かって「高度上昇」する『Fly Higher』も何回も聞きたくなる面白い楽曲です。

Fly Higher

Fly Higher

  • Cheeky Parade
  • J-Pop
  • ¥250

 

 

4.LEFT or RIGHT...? 

鈴木友梨耶ちゃん、山本真凜ちゃん、永井日菜ちゃんによるユニット曲です。DJ KAYAプロデュースの楽曲は収録曲の中で一番大人っぽく、アイドルソングの枠から出ちゃってるようなほどです。笑

"チキパの歌の主砲"である3人だけの初めてのユニット曲は、それにふさわしい難易度と聞いた人を驚かせるインパクトがある楽曲になりました。サウンドが一級品な上で、鈴木友梨耶ちゃんの大人っぽくテクニカルなボーカル、山本真凜ちゃんの柔らかさと芯の両方があるボーカル、永井日菜ちゃんの力強く前に出て聞こえるボーカル、それぞれの素晴らしさとユニゾンでの化学反応がひたすら楽しく、ここまで歌える3人が同じグループに存在していることに改めて驚いてしまいます。

ベタ褒めしてますが、ぜひハードルを上げて聞いてみてください。きっと歌のクオリティにびっくりしますよ! 

LEFT or RIGHT・・・?

LEFT or RIGHT・・・?

  • Cheeky Parade
  • J-Pop
  • ¥250

 

5.dIscovery

ファーストアルバム『Cheeky Parade Ⅰ』に収録の3曲のユニット曲『年上コイモヨヲ』、『宇宙飛行センセーション』、『恋テレポーテーション』の公式マッシュアップ的な楽曲です。このマッシュアップのままライブで歌って踊っているのですから驚くべきことです。 

面白いと思うのは、3曲の本来は別々の物語の文脈にある歌詞をコラージュして、まったく新しい物語を生み出していることです。歌詞カード読みながら聞くと改めてユニークな試みだと思い知らされます。

そうして「軌跡を繋いだ」楽曲を通して、 9人の歌の個性、そしてチキパの目指しているものが「No.1」、そして「一番星」なのだと改めて思わされ、それがきっと叶うことを一緒に願ってしまいます。 

dIscovery

dIscovery

  • Cheeky Parade
  • J-Pop
  • ¥250

 

 

 

ミニアルバムを通して、全曲ともクラブサウンドにこだわって作っていると思いました。その上で、それぞれの曲に強力な個性と魅力があって、そういう音楽が好きな人ならきっとどれかひとつは"必殺で"好きになる幅広さがあるのではないでしょうか。それくらい楽曲の良さは飛び抜けている1枚です。

 

チキパは秋にニューヨークでのライブを控えています。大きすぎる目標はグループの意識を高くしていて、元々すごくいい子ばかりの真面目なメンバーの素養と合わさって、作曲家たち自身が楽しみながら高いモチベーションで作られたことがミニアルバムから想像できました。

 

チキパのこと知らない、苦手意識がある、普通のアイドルと同じだと思っている、そんな人にこそ聞いて欲しい1枚です。ぜひ!

 

 

 

Together (Mini ALBUM+DVD)

Together (Mini ALBUM+DVD)

 

 

<p>今週のお題「アイドル」</p>