細々とこっそりとちまちまと

アイドルソングの感想・レビュー、ライブレポ。

【6・21はアイストカーニバル記念】ちまちまアイドルソング43「花道!!ア〜ンビシャス」/SUPER☆GiRLS

SUPER☆GiRLS『花道!!ア〜ンビシャス』

 

SUPER☆GiRLS(スパガ)の10枚目のシングルにして、新メンバー3人を加えた新体制で初めてのリリース、大変話題が多い一枚です。

このタイトルを見て、誰もが思うことがあります。その伸ばし棒「〜」なんだよ、と。

 

そして、一部の人たちはそんな伸ばし棒「〜」への違和感をデジャブのように感じたはずです。スパガ好き、アイドル好き、音楽好き、そんな属性とは関係なく、このお菓子を知っている人ならば。

 

『チョコあ〜んぱん』のことです。 つまり、『花道!!ア〜ンビシャス』のことを考える前に、このお菓子のことを考えなければいけません。

ブルボン チョコあ~んぱん 50g×10箱

ブルボン チョコあ~んぱん 50g×10箱

 

 

公式ホームページから説明文を引用します。

ソフトなチョコ入りパンだよ! ちいさくてかわいいひとくちサイズのパンにソフトなチョコレートクリームをたっぷり充填しました。 なめらかなチョコクリームとソフトなパンがマッチしたちいさなパンです。パン生地がさらにソフトにおいしくなりました

 

商品名とこの説明文、商品の特性から頭の上に大きな「?」が浮かぶのは僕だけではないはずです。浮かんだ疑問は大きく3つあります。

 

  1. これ、あんパンじゃないよね?
  2. そもそも、パンなの?
  3. 伸ばし棒「〜」って、どうようこと?

 

1について、『チョコあ〜んぱん』の中身として木村屋メソッドによる小豆餡は入っていません。中身はチョコです。その上で、公式の説明文においても"小豆餡(あん)が入っているパン"とは書かれていません。つまり、1は×です。

2について、大変議論が分かれるところです。公式には「ひとくちサイズのパン」「ちいさなパン」「パン生地」と執拗にパンであることを強調します。パンであると思い込んだ上で食べてみると、確かに『チョコあ〜んぱん』にはパンと言えなくはないくらいのパン性はあるような気がしなくもないです。2は○としましょう。 

 

3について、1と2の結論を合わせて考えてみたいと思います。1の結論より『チョコあ〜んぱん』はあんパンではありません。2では『チョコあ〜んぱん』はパンであるとされました。チョコについての検討は不要でしょう。つまり、さらなる検討が必要なのは、あんパンの部分であり「あ〜ん」です。

「あ〜ん」にこそ伸ばし棒「〜」が含まれており、伸ばし棒「〜」単体ではなく「あ〜ン」として考えるのが正解なのかもしれません。

結論が見えてきました。『チョコあ〜んぱん』のサイズ感、中身、外側、そして「あ〜ん」という謎のワードを総合的に考えるとこういうことでしょう。

 

『チョコあ〜んぱん』

=「チョコ」が詰まった「あ〜ん」できるサイズの「ぱん」

 

 

こうして、やっと『花道!!ア〜ンビシャス』のことを考える資格を得ることができました。

 

 

花道!!ア~ンビシャス (CD+Blu-ray)

花道!!ア~ンビシャス (CD+Blu-ray)

 

 

『花道!!ア〜ンビシャス』の「チョコ」

この曲はすごく「チョコ」です。明るく楽しいメロディとメッセージ性が強い歌詞のバランスが絶妙で、 甘さと苦さのバランスが絶妙です。とってもカロリーが高くて、聞くと元気になってパワーが出てきます。そして「チョコ」みたいな中毒性があって、何回も聞きたくなります。

 

『花道!!ア〜ンビシャス』の「あ〜ん」

『チョコあ〜んぱん』の「あ〜ん」は食べ物を口に入れるときに使われる擬音であり、親しさを感じさせるワードです。同様に、『花道!!ア〜ンビシャス』の「ア〜ン」にも親近感を感じさせる効果があるのではないでしょうか。

スパガは伸ばし棒「〜」のような記号を曲名に使うことが多いグループです。『MAX! 乙女心』女子力←パラダイス『プリプリ♥SUMMERキッス』など。アイドルソングの中でこうして記号が使われること自体は過去にもあったと思いますが、同じグループで多用されるのは例がないことかと思います。逆に『赤い情熱』など記号がない曲では「どうしちゃったのかな?」と心配になってしまうくらいです。

曲名に使われる記号には2つの相反する意味があると思います。1つは先ほど書いた親近感。伸ばし棒「〜」や矢印「←」などがあることで曲名が持つジェネレーション感が下がる効果があり、目を引かせながら身近さを感じさせます。

それは、場合によっては馬鹿にされることや下に見られることに向かってしまいます。多くの曲で使っているとますますですし、もちろんスパガもそんなことはわかっているはずです。「軽く見られてるかも」とわかっていながら続けるということは、つまり、「絶対にそんなことは思わせない!」という自信とプライドの現れでもあるのではないでしょうか。

そんな風にユーモアによる親近感と、それを裏返しにしたプライドが伸ばし棒「〜」には込められているのです。

 

『花道!!ア〜ンビシャス』の「ぱん」

スパガは「アイドルの花道」つまり"王道アイドル路線"を進むことを宣誓しています。僕には、この"王道アイドル路線"というものこそが長らく誰も歩もうとしなかった道に思えるのです。

ここ数年アイドルブームとされています。ブレイクし、時代の寵児となったグループどれもは全力全身で活動し、バジェットもコネもフル動員して、やっとたどり着いた場所だと思います。一方で、そうなったグループの通ってきた道は「アイドルの新しい売り方」だったり、「今までにないアイドルの形」と呼ばれるものばかりです。いつの頃からか、"王道アイドル路線"は時代遅れの、売れないものとして扱われ、脇道から大きくなることが定石となっています。

「そういう時代だから」と言われるとそれまでです。でも、僕には寂しく思えてしまいます。可愛い女の子たちが、元気になる歌を歌ってくれて、見ていて応援したくなるダンスをしている。水着のグラビアがあったり、テレビでおバカなことをしていたり、ブログの自撮りで魅了してくれたり、ライブでのパワフルな姿に胸を熱くさせてくれる。身近さと憧れの間を行ったり来たりしながら、すごくキラキラしている存在。奇をてらわずに、まっすぐに、堂々とそんな存在のままで世の中に認められて、広く愛されるようなアイドルが出てきてくれるなら、そんなに嬉しいことはないのです。

だから、『花道!!ア〜ンビシャス』は「ぱん」のような存在なのです。工夫次第で甘いおやつにも、お腹を満たしてくれる主食にもなれて、身近さと憧れの両方の間にあるパン。見ているだけでも楽しい気分になって、食べると美味しいパンが僕は大好きです。そして、『花道!!ア〜ンビシャス』スパガもきっとパンのようにみんな大好きになってくれるはずです!

 

 

そんなこんなで、『チョコあ〜んぱん』『花道!!ア〜ンビシャス』を繋げて語ってみました!

いかがでしたでしょうか\(^o^)/

どちらも、味わい深い語りがいがある題材ですし、ぜひ改めて愛してみてください!!

 

 

花道!!ア~ンビシャス

花道!!ア~ンビシャス

 

 

SUPER☆GiRLS LIVE 2014 ~超絶革命~ at パシフィコ横浜国立大ホール [Blu-ray]

SUPER☆GiRLS LIVE 2014 ~超絶革命~ at パシフィコ横浜国立大ホール [Blu-ray]

 

 

今週のお題「アイドル」