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細々とこっそりとちまちまと

アイドルソングの感想・レビュー、ライブレポ。

ちまちまアイドルソング51「Count Three」/東京女子流

東京女子流『Count Three』

『Count Three』には2ヴァージョンあります。今日は、2つを並べて聞くと味わいが増しますよ、という話です。

 

 

Count Three

Count Three

初出は松井寛さんのアルバム『Mirrorball Flare』に収録されたミトカツユキさんのこのバージョンでした。北海道白老の出身だそうで、松井寛さんとの道産子コラボレーションになっています。そう思って聞くと、大泉洋さん主演映画『探偵はBARにいる』の劇中歌にぴったり似合う、地方都市のハードボイルドを感じさせてくれます。

 

Count Three -TGS version-

Count Three -TGS version-

楽曲の多くが松井寛さんプロデュースの東京女子流ですから、テーマを“あうんの呼吸”で表現できていて、性別や年齢のことを考えると感嘆するばかりです。キーの高さや、ソロパートで使われている楽器、コーラスのあて方など、ミトカツユキさんバージョンとの細かいアレンジの違いが面白いです。


こうやって並べてみて、東京女子流バージョンの方がよりハードボイルドで男らしく聞こえてくるのは僕だけではないでしょう。


ミトカツユキさんバージョンには独特な世界観があり、そこで表現されているハードボイルドは完成度の高さもあって、一種のファンタジーのように感じられます。

反対に、東京女子流の『Count Three』は、歌声にこそ男臭さが皆無ですが、生き様としてのハードボイルドをリアルな歌として聞かせます。


映画『Documentary of AKB48』の高橋栄樹監督は「今の時代にハードボイルド的なものを作ろうとすれば女の子が主人公になる」と話していました。

マーケティング的な意味もあると思いますが、それ以上に、今のアイドルの一面がハードボイルドな生き様に近いという考えでしょう。僕もひとりのアイドルファンとして、ハードボイルド的な孤高さをアイドルから感じる気持ちにすごく共感できます。


こうして2つのバージョンは音楽のディテールの楽しさを味合わせてくれ、ハードボイルドとはどういうことなのか考えさせてくれるのでした。


ぜひ、どちらか片方ではなく、2つの『Count Three』を聞いてみてください。おすすめですよ〜。 


Count Three -TGS Version-[7inch Analog]

Count Three -TGS Version-[7inch Analog]