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細々とこっそりとちまちまと

アイドルソングの感想・レビュー、ライブレポ。

IDOL NATION NEXTのちまちました記録(その3・終)

 

↓その1

IDOL NATION NEXTのちまちました記録(その1) - 細々とこっそりとちまちまと

 

↓その2

IDOL NATION NEXTのちまちました記録(その2) - 細々とこっそりとちまちまと

  

Cheeky Parade

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セットリスト
  1. Together
  2. チィキィファイター
  3. Cheeky dreamer

 

アップアップガールズ(仮)&Cheeky Paradeコラボ

セットリスト
  1. BUNBUN NINE9'
  2. アッパーカット!

 

アップアップガールズ(仮)

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セットリスト
  1. 全力! Pump UP!!
  2. イチバンガールズ!
  3. UPPER ROCK
  4. チョッパー☆チョッパー

「攻撃的」なCheeky Paradeと「戦闘的」なアップアップガールズ(仮)の2013年7月ぶりのコラボレーションは、双方の成長がよく伝わるものになりました。Cheeky Paradeは個々のスキルとオリジナリティを高めてユニゾン歌唱の中でもそれぞれの魅力を出すことができるようになっていて、アップアップガールズ(仮)は『BUNBUN NINE9'』の楽曲的魅力だけに頼らずメンバー発信で観客を盛り上げることができるようになっていたと感じました。本人たちは「私たちは似ている」と言いますが、全然違う個性もある2つのグループなので、お互いに刺激し合いながら、いい方向に成長して欲しいです。また、コラボ見たいです!

 

IDOL NATION NEXT Special collaboration UNIT-E 

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セットリスト
  1. MAX! 乙女心
伊藤祐奈(NEO from アイドリング!!!)、古橋舞悠(NEO from アイドリング!!!)、佐藤麗奈(NEO from アイドリング!!!)、勝田梨乃(SUPER☆GiRLS)、渡邉幸愛(SUPER☆GiRLS)、白戸佳奈(Dorothy Little Happy)、富永美杜(Dorothy Little Happy)、伊藤千咲美(GEM)、南口奈々(GEM)、沓掛真珠(ストリート生e-Street選抜)、山崎詠万(ストリート生e-Street選抜)、ゆうか(プリズム☆メイツ)

僕は仙台に恋しているヲタクなのでこのコラボには高まりました。事前に握手会で「ドロシーさんがこの曲をするなんて」と渡邉幸愛ちゃんから聞いていたこともあって、かなり期待していたのですが、まさか『MAX!乙女心』とは! SUPER☆GiRLSの最初の夏曲であり代表曲MAX!乙女心』にはサマーソング的に夏の楽しさとワクワク感がギュッと凝縮されています。割とおとなしく控えめな印象がある仙台勢が多いこのコラボは、意外性があって、夏の楽しさとワクワク感と「夏だからやっちゃおう」感にあふれるものでした。あんまりみんなが楽しそうだったので、どこを見ていいのかわからず、目のやり場に1番困ったステージで、終演後に「このメンツでAKIBAカルチャーズで定期公演して欲しい」とすら話していたこともお伝えしたいと思います。

 

 SUPER☆GiRLS

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セットリスト
  1. 花道!!ア~ンビシャス
  2. アッハッハ!~超絶爆笑音頭~
  3. EveryBody JUMP!!

事前に出演順などがタイムテーブルで出されていなかった今年のIDOL NATIONでしたが、まさかこの位置でSUPER☆GiRLSが登場するとは。勝手にトリだと思っていた人が多いのではないでしょうか。2014年に第2章として新メンバーを迎えて、12人でリスタートしたSUPER☆GiRLSです。華やかさやメジャー感という元々持っていた魅力に加えて、新体制での初々しさや勢いを感じさせてくれるステージでした。あとで書きますが、IDOL NATION NEXTの狙いや隠れたコンセプトに合わせてこの位置での登場だったと思いつつ、全然トリでも納得のパフォーマンスだったと思います。

 

 Dorothy Little Happy

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セットリスト
  1. STARTING OVER
  2. 恋は走り出した
  3. 諦めないで
  4. デモサヨナラ

2014年のIDOL NATIONのトリはDorothy Little Happyでした。昨年はオープニングアクトのすぐ後の登場だったことを考えると、1年でとてつもない大躍進です。1曲目にバラードの『STARTING OVER』を選んだことにも驚かされました。出演したアイドルの中でも突き抜けた存在感がありつつ、それは決して圧倒的なスター性や誰かの猛プッシュによって生まれたものではありません。誠実に自分たちの個性と向き合って、それを磨き、工夫し、勝負し続けてきた結果です。そんなDorothy Little Happyの5人が日本最大級のアイドルフェスで大きな役割を持つことは、今の時代のアイドルのあり方や将来を明るく照らしているのではないでしょうか。 

 

フィナーレ(with DJ KOO

セットリスト
  1. survival dAnce ~no no cry more~

最後はDJ KOOさんが呼び込まれて、この日のオールキャストでの大団円です。約4時間半、総勢約80人のアイドルの響宴が終わりを迎えました。Party Rockets関連では藤田あかりちゃんがDorothy Little Happyの白戸佳奈ちゃんと手を取り合っていたり、SUPER☆GiRLSの渡邉幸愛ちゃんと一緒にいるところが見られたのは、 個人的にはこの日1番のコラボレーションでした。

 

全体の感想

こうしてIDOL NATION NEXTを見届けて、今回の演出を手がけた児玉雨子さんがアイドル歌謡界で感じている「なんとなくの物足りなさ」”について改めて考えてみると、それは“サプライズなのではないかと思います。

多くのアイドルが出演するイベントが増えています。東京だけでなく地方でもアイドルフェスが新規開催されていて、お目当ての子や、珍しい組み合わせを求めて熱心なアイドルファンが全国遠征している状況です。

一方で、ほとんどのイベントはロックフェスの形式に倣って企画されていて、アイドル同士のコラボはありません。各アイドルがそれぞれの持ち時間を精一杯盛り上げて、それをリレーしていくことで進行していきます。特にIDOL NATION NEXTのような1ステージのショーケース型イベントで、グループの枠を越えてコラボしつつ、お互いの持ち曲を交換してみられることは滅多にありません。

おジャ魔女カーニバル!』で番組に思い入れがある3人が登場したこと、『恋してYES!』でグループの垣根を越えてこの名曲が成立することを見られたこと、『mero mero』で楽曲の本質をリブートしてカバーする意味や可能性を教えてくれたこと、『EZ DO DANCE』や『MAX!乙女心』でオールスターだからこそ感じることができる熱を与えてくれたこと、どれもよく考えられている組み合わせで、大きな感動と驚きがありました。

渡邉幸愛ちゃんと縁が深いParty Rocketsのシークレットゲストや、Dorothy Little Happyがトリだったことも含めて、すごく“組み合わせによるサプライズ”を意識したイベントだったと思います。

アイドルファンには、予定調和や運営の事情を察して「これはこういうもの」と考えられる人たちが多いような印象があります。それは決して悪いことばかりではありませんが、IDOL NATIONに限らず、多くの人が関わるイベントではそうした大人同士の配慮の上澄みだけが集まったような薄くて毒のないものになってしまう可能性があります。そこに一石を投じる意志を、IDOL NATION NEXTから強く感じました。

こんなに大きく長いイベントの中で、何度も驚きの声を上げ、喜びの笑顔になり、嬉しすぎて体が動いてしまった経験はあまりありません。少なくとも僕みたいな新しいこと、刺激的なものを好む人にとって、こんなに楽しい時間はなかったです。行くかどうか悩む人も多いIDOL NATIONかもしれませんが、行かないと味わえない体験ができるのなら、行くしかないですし、今年のIDOL NATION NEXTそんな“一期一会”なイベントでした。

来年もIDOL NATIONがあるのならまた新しい“組み合わせによるサプライズ”を与えて欲しいですし、他のアイドルイベントでもコラボや出演順、セットリストに予定調和を越えた“その日いた人にしか感じられない何か”を与えてくれる仕掛けが増えれば嬉しいです。

 

 

そんなこんなで、3回に渡るレポート読んでくださってありがとうございました! もしかしたら、IDOL NATION NEXTが今年ベストのライブになるかもしれません! 去年はあんまりだったこのイベントが、そんなふうに大事なものになったことに感謝しながら、1週間以上経った今でも余韻を感じたいと思います。

 

(おわり)