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細々とこっそりとちまちまと

アイドルソングの感想・レビュー、ライブレポ。

ロリコンのアイドル好きが語るNEWS「KAGUYA」のこと

音楽 アイドルソング NEWS

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 こんにちは。NEWSのことを書くのは約半年ぶりです! 本日FCにも入り直し、ニューシングル発売でNEWSのことを考える時間が再びやってきました。 

 さて、ひさしぶりにこのブログに来てくださった方もいると思うので、改めて近況をお伝えします。相変わらず女の子のアイドル大好きな毎日です。最近特にハマってるのはHKT48! 初出場&トップバッターの紅白歌合戦は素敵でしたね。ピアノ対決で森保まどかちゃんが大活躍だったり、2015年もHKT48旋風が止まらないはず!
 注目メンバーは、天性の華やかさと奔放さでテゴニャンのようにファンを引きつける矢吹奈子ちゃん、いつでもファンのアイドルでいることを忘れないまっすーのように現場で強い田中美久ちゃん、頭脳明晰で正統派の(ロリ的な)ルックスでありながらシゲアキ先生のように抜群なセンスの言葉選びでファンを驚かせる秋吉優花ちゃん、高身長で手足がすらっとしていて小山君のように抜群のコメント力でトークを回す田中奈津美ちゃん、この4人です。そう! なこみく&みかん姉妹はアイドル界のNEWSだ!


・・・どうでもいいことに文字数をつかってしまいました。それでは、17枚目のシングル『KAGUYA』について語っていきます!


NEWSのラブソング

 前作『ONE -for the win-』は昨年開催されたワールドカップブラジル大会の応援ソングでした。出場32ヶ国の名前が入っていたり、現地のダンスミュージック「Forró(フォホー)」を取り入れた意欲作でした。(詳しくはそのときのブログをご覧ください。*1
 そして、今作『KAGUYA』はダンスミュージックと和の音を融合した斬新なサウンドで、タイトルの通り、日本最古の物語ともされる『竹取物語』をコンセプトにした楽曲です。『ONE -for the win-』と『KAGUYA』を並べて聞いてみると全然違って面白いのですが、それと同じくらい共通した「NEWSらしさ」を感じることができます。

 バレーボールワールドカップ2003のイメージソングだったデビュー曲『NEWSニッポン』以降、NEWSは何度もスポーツ大会と関わりがある楽曲を発表し、日本を応援する歌を歌い続けてきました。僕はリアルタイムで聞いていたわけではないのでそのときどきのことはわかりません。でも、NEWSの歌う応援歌が今聞いても大好きです。聞くと不思議と元気が出ます。応援歌たちがNEWSの楽曲やあり方の柱になっているような気がしていて、だからこそ、NEWSの歌はどの曲も根っこの部分に聞く人を元気付ける魅力があるように思えます。僕はそんなNEWSの音楽たちが大好きです。
 NEWSの曲を聞くと元気が出る理由。それはとてもシンプルなものです。NEWSがとてつもなく大きな気持ちでファンのことを思ってくれているからです。ファン思いなNEWSの楽曲はサービス精神であふれています。曲を知らなくても楽しめるくらいキャッチーなメロディー、無条件で体がリズムをとってしまうごきげんなサウンド、誰でも思わず共感してしまう切ない歌詞など、NEWSの曲たちが持つ数多くの魅力はすべて、NEWSがファンを思う気持ちが音になったものなのだと僕は思います。
 そんなNEWSの真骨頂はラブソングです。歌の中の「キミ」や「あなた」はそのまま「NEWSのファンのこと」に置き換えられるのですから。ここまでストレートにファンに愛をぶつけるグループを僕は他に知りません。
 
 そんなNEWSが歌う『KAGUYA』は、基本的にとても切ない楽曲なのですが、やっぱりなぜか聞くと元気が出てきます。歌詞や曲調など楽曲を作り上げるものと別の次元やルートで、ファンを思うNEWSの気持ちが伝わってくるような感覚になります。NEWSの歌を聞いていて、音楽というのは気持ちが一番大事なだと改めて考えさせられるのでした。



 すごいです、今日は。ここまで、曲の具体的なこと何も話してない。笑。でも、まだまだ長くなるんです。適当にお付き合いください!
 このあと『KAGUYA』の歌詞について話していきますが、その前に、テーマとなっている『竹取物語』についておさらいしたいと思います。コピペじゃなく書き下ろしております。それでは、どうぞ。


『竹取物語』のちまちました要約

 昔、竹に関わる仕事で生計を立てていた竹取の翁(おきな)という人がいました。ある日、作業中に光る竹を見つけます。その中には、3寸(9㎝)くらいの小さい赤ちゃんが入っていました。とても可愛かったので、持ち帰り、育てることにしました。
 その子はすくすくと成長し、3ヶ月くらいで人並みの背丈になりました。誰とも比べられないくらい美しく育ち、家中が光で照らされるほどでした。気持ちが沈んだときも、その子を見れば忘れられ、明るい気持ちになりました。大きくなったその子は「なよたけのかぐや姫」と名付けられました。

 かぐや姫の美しさを聞きつけた人たちは、身分が高い男も低い男も関係なく、彼女を妻にしたいと翁の家にやってきました。当分の間しつこくつきまとった男たちでしたが、かぐや姫に会うことはできず、翁の家の使用人にも邪険にされ続け、やがて「無駄だった」とほとんどがあきらめていきました。そんな中、5人の貴族だけが残ったのでした。
 翁はかぐや姫に「残った5人から夫を選んではどうか」と話し、かぐや姫は「5人の気持ちの強さは私には計ることができず、1人を選ぶことはできません。そこで、私が欲しい宝物を持ってくることができた人の妻になりたい」と答えました。かぐや姫が欲しがった5つの宝ものは、どれも手に入れることが不可能なものばかりでした。
 男たちは努力しました。1人は嘘を付き「恥知らず」とされ、1人はニセ物をわざわざ作らせ、1人は唐の商人に騙され、1人は探索の途中で重病にかかり、1人は貝ではなく糞をつかまされました。結局5人ともかぐや姫の出した難題をクリアすることはできませんでした。

 そんな中、帝の耳にまでかぐや姫の噂が届きます。「数多くの男が身を滅ぼし、それでも結婚を拒むかぐや姫とはどれだけのものなのか」と帝は興味を持ちました。翁のもとに部下をよこし、翁に地位と富を約束して献上を命じました。しかし、かぐや姫は帝との結婚を拒み続けます。翁の説得にも「結婚するくらいなら死ぬ」といった具合です。根負けした翁は帝に「実はあの子は山で見つけた子なのです。普通の子とは少し違うのです」と話すしかありませんでした。それでも、帝のかぐや姫への気持ちは強くなるばかりでした。
 ある日、帝は狩りに行くと嘘をついて出かけ、かぐや姫の家に忍び込みました。このとき、初めて帝はかぐや姫を目にしたのでした。光に満ちて座っていた彼女の袖をつかみ、かぐや姫は逃げましたが、顔を見て本当に美しい女だと知りました。求婚する帝に対して、かぐや姫は「わたしはこの国の人間ではない。だから結婚できない」と話しますが、帝は「どうしても連れていく」と一歩も引きません。
 そのとき、突然、かぐや姫の姿が消えます。帝は急に惨めで情けない気持ちになりました。かぐや姫が普通の人間ではないことを知りました。「連れていくことはあきらめるから、元の姿になって、もう1度姿を見せなさい」と帝は言い、かぐや姫は姿を現します。改めて、きちんと見たかぐや姫はとても美しく、連れて帰れないことを帝は悔しく思いました。体は帰っても、心だけはかぐや姫のところに置いてきたような気持ちでした。その後、かぐや姫と帝は文通をはじめます。手紙のやり取りは3年にもなりました。

 その春、かぐや姫は物思いにふけることが多くなりました。月を見て泣くようになりました。心配した使用人や翁が何を聞いても、かぐや姫は「思いつめることはなく、心細いだけ」と答えるだけでした。
 秋になり、十五夜が近付いたその日、かぐや姫は人目もはばからず大泣きしていました。そのとき、やっとかぐや姫は秘めていた思いを口にしたのでした。「わたしは月の住人です。前世との約束でこの地に参りましたが、もうじき月に帰らなければなりません。月に帰ると言っても嬉しいことはひとつもありません。それでも、避けることができないのです」
 やがて帝の耳にそのことが伝わります。帝はかぐや姫が月に帰るのを食い止めようとしました。月からの使者を捕らえるべく、2千人の兵をかぐや姫の家によこしました。部屋を閉ざし、厳重に守り、かぐや姫を守ろうとしました。
 午前0時ごろ、家のまわりが昼間より明るくなり、空から人が雲に乗って降りてきました。空飛ぶ車をともまった月の使者たちです。
 あれほど息巻いていた兵たちは、月の使者たちの前では何もできませんでした。なぜか戦う気持ちが消え、手に力が入らず、なんとか弓矢を取って矢を放ってもあらぬ方向に飛んで行ってしまいました。ただ茫然とするしかありませんでした。

 翁は心を乱し、泣き伏すことしかできません。「見送りだけでもしてほしい」という言葉も届かず、かぐや姫は伝えたかった言葉を手紙にしました。
 月の使者が持つ箱には、天の羽衣と不死の薬が入っていました。かぐや姫は薬をわずかに舐め、羽衣を着ようとして、ふとその手を止めます。天の羽衣を着てしまった人は心が変わってしまうのです。その前に、かぐや姫には、もうひとり言葉を伝えたい人がいたのでした。
「大勢の人を遣わせて私を引きとめようとしてくださいましたが、拒むことができない迎えなのです。この迎えは無念で悲しいものです。いざお別れと天の羽衣を着るときになって、あなたをしみじみ思い出してしまいます」それは帝にあてた手紙でした。
 手紙と不死の薬を帝の部下に託したところで、月の使者は天の羽衣をかぐや姫に突然着せました。すると、かぐや姫の心から、翁をいたわしく、いとしいと思っていた気持ちが消え、そのまま車に乗り、天に昇っていきました。

 かぐや姫を引き止められなかった報告とともに、手紙と不死の薬が帝に届けられます。帝は悲しみました。大臣や部下を呼び「どこの山が天に近いか」と尋ねました。駿河の国にある山がそうだと聞くと、そこに大勢の兵士を向かわせて、山頂で手紙と不死の薬が入った壺を燃やさせました。
「かぐや姫にもう会うこともない、こぼれ落ちる涙に浮かんでいるような我が身にとって、不死の薬が何になるというのだ」それが帝の心でした。


 いやはや、今までいろんなことブログに書いてますが、まさか『竹取物語』の要約を書き下ろす日が来るとは。でも、知らないとわからない音楽の魅力があって、書かなきゃ伝えられないと思ったので。書くしかありませんでした。長くてほんとすみません。笑
 

恋のSAGA

 日本最古の物語『竹取物語』は翁のメイクマネー譚、男たちの求婚奮闘記、姫が帝の求婚を断り続ける逆シンデレラストーリーなど、さまざまなエンターテインメントに通じる構造を持っています。何より、プラトニックなラブストーリーであり、かぐや姫と帝の悲恋をつづったアンハッピーエンドの物語です。
 
 『KAGUYA』は男性視点の歌詞であり、歌われているのは『竹取物語』の帝の気持ちです。タイミング的には、かぐや姫と続いていた文通が3年目に入った付近。春から秋の間、かぐや姫が月を見ながら泣いていると聞き、心配すると同時にかぐや姫のことを思い出しているのでしょう。
 『竹取物語』の中で、帝とかぐや姫が会うのはたった1度きりでした。狩りに行くと嘘をついて、かぐや姫の家に侵入したそのときです。そのとき話し込んだわけでも、男女の仲を進められたわけでもありません。ほんのわずかの時間だったのではないでしょうか。「なよ竹のKAGUYA」「ふり向いてくれKAGUYA」と曲中に何度も繰り返されるかぐや姫は、帝がたった1度かぐや姫と会ったそのときの記憶です。

 なぜ、こんなにも帝はかぐや姫のことを思ったのでしょうか。かぐや姫の容姿が美しかったから。文通を通じて彼女の内面を知りますます好きになったから。何年も思い続けている間に意地になってしまったから。どれも、帝の思いと比べると弱く感じます。
 きっと、帝は「期待し続けた」のです。手紙をひとつ出すごとに、「次の返事ではかぐや姫が思い直してくれるかもしれない」と考えていたはずです。それは一方通行の思いに違いありません。悲しい片思いです。でも、だからこそ、帝の思いは磨かれ、強くなり、純粋でした。そして、一方的かつ自動的に「期待してしまう」ことが恋の性(さが)なのです。

 帝は、十五夜のその日まで、午前0時になるまで、部下の報告を聞くまで、「期待し続けた」のかもしれません。このまま会えなくても、文通が続いている間は、かぐや姫が翁のところにひとりでいる間はチャンスは消えない、そう考え続けていたのかもしれません。そんな帝にとって、かぐや姫からの最後の手紙と不死の薬を受け取ったときの絶望は計り知れません。
 『KAGUYA』の下敷きになっているのはこんなにも悲しい物語です。でも、悲しいだけではありません。希望が消えていないときの、帝にとって前向きな幸せなひとときでもあるのですから。そして、『竹取物語』から現代になっても、誰かを思う人には「期待してしまう」気持ちがあり、その希望と絶望は時を超えて変わらないものです。
 『KAGUYA』はそんな切なさを耽美に包み、NEWSだから表現できるポジティブさを感じさせてくれる楽曲です。




 それでは、最後に『KAGUYA』のサウンド面での面白さをより強く感じさせてくれる音楽を紹介していきます。女性アイドルソングですが、3曲だけ、ぜひ聞いていってください。
 2020年東京オリンピックが決定してから、海外を意識した楽曲が増えています。外国人も受け入れやすいサウンドと、日本オリジナルの楽器の音が合わさって、ダンサブルでセンチメンタルな感じが特徴です。

『KAGUYA』好きに聞いて欲しいアイドルソング3曲

HOTARU/ユフ♬マリ


 個人的に『KAGUYA』と血を分けた妹みたいに思える曲です。本格的なエレクトロサウンドと、和のモチーフにこだわった歌詞、並べて聞いてもらうと『KAGUYA』の魅力が際立つはずです。

DEEP SNOW/DIANNA☆SWEET


 1/21リリースの最新アイドルソングです。まだ、アイドルファンの間でも知る人ぞ知る曲ですが、とってもクールでかっこいいサウンドです。

メギツネ/BABYMETAL


 すでに世界レベルで活躍しているBABYMETALの和洋折衷ソングは、海外でも人気NO.1級だそうです。



 そんなこんなで、とても長文になってしまいました。久しぶりにNEWSのことを語ろうとすると、次から次に話したいことが出てきてこうなってしまいました(^^;; アルバムかツアーの記事では、もうちょっとコンパクトにできるよう何か考えますね。笑
 読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。感想&拡散お待ちしてます〜。


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