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映画「イニシエーション・ラブ」劇中歌集 -あの頃カーステから流れていた80'S BEST HITS- 感想

 今日は、映画『イニシエーション・ラブ』の劇中歌CDの紹介をします。この映画は1980年代後半が舞台となっていて、恋愛ドラマの進行に合わせて流れる当時の音楽も見所です。映画『イニシエーション・ラブ』のことをもっと知りたい、物語に浸りたい、大好きになりたいと思って聞いてみました。

イニシエーション・ラブ -あの頃カーステから流れていた80'S BEST HITS-

イニシエーション・ラブ -あの頃カーステから流れていた80'S BEST HITS-

収録曲

DISC 1「SIDE A」
  1. SHOW ME/森川由加里※(1987年)
  2. 初恋/村下孝蔵(1983年)
  3. 約束/渡辺徹(1982年)
  4. 揺れるまなざし/小椋佳※(1976年)
  5. 君は1000%/1986 OMEGA TRIBE※(1986年)
  6. ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER/杉山清貴&オメガトライブ(1985年)
  7. 街角トワイライト/シャネルズ(1981年)
  8. YES・NO/オフコース※(1980年)
  9. フレンズ/レベッカ(1986年)
  10. 秘密の花園/松田聖子(1983年)
  11. Lucky Chanceをもう一度/C-C-B※(1985年)
  12. すみれ September Love/一風堂(1982年)
  13. NEVER/MIE(1984年)
  14. Never Say Good-Bye/小比類巻かほる(1985年)
  15. 愛のメモリー/松崎しげる※(1977年)
  16. あの夏のバイク/国生さゆり(1986年)
  17. 君だけに/少年隊(1987年)
  18. CHA-CHA-CHA/石井明美(1986年)
DISC 2「SIDE B」
  1. 木綿のハンカチーフ/太田裕美※(1975年)
  2. SACHIKO/ばんばひろふみ(1980年)
  3. Rain/大江千里(1988年)
  4. DANCE/浜田省吾※(1984年)
  5. 激しい雨が/THE MODS(1983年)
  6. 哀愁のカサブランカ/郷ひろみ(1982年)
  7. 夏をあきらめて/研ナオコ※(1982年)
  8. シャイニン・オン 君が哀しい/LOOK(1985年)
  9. そして僕は途方に暮れる/大沢誉志幸(1984年)
  10. 摩天楼ブルース/東京JAP(1984年)
  11. 心の色/中村雅俊※(1981年)
  12. 恋人よ/五輪真弓(1980年)
  13. 思い出は美しすぎて/八神純子(1978年)
  14. 恋におちて -Fall in love-/小林明子(1985年)
  15. ルビーの指環/寺尾聰※(1981年)
  16. 悲しいね/渡辺美里(1987年)
  17. イヴの夜/野本直美(1984年)
  18. SHOW ME(REPRISE)/森川由加里※(1987年)


natalie.mu


 全36曲、堤幸彦監督が"前のめりな"思いたっぷりに選んだという70〜80年代歌謡曲は、超有名曲を中心にバラエティーに富んでいます。僕は普段この年代の音楽はほとんど聞かないので、改めて音源で聞いて感動した楽曲も何曲もありました。古くささではなく幸せな「懐かしさ」を感じました。そう、聞いたことがないはずのに「懐かしい」という感覚なのです。

 特に80年代になるとシンセサイザーなどの電子楽器も積極的に取り入れられるようになります。とは言え、Pro Tools*1の普及は少し先の話で、DTM(デスクトップミュージック)*2は夜明け前。そんな時代のターニングポイントならではの音楽の姿をこのCDからも感じることができます。エレキギターや大編成ストリングス、生ピアノと横並びで電子楽器や打ち込みドラムが使われていて、最近の音楽ばかり聞いているとオケが気になってクラクラしてしまいます。
 それは電子音楽の産声と呼ぶべきものです。今よりもずっと制限がある一方で、もっと新しいことができるかもしれないという希望を感じることができます。ときに不恰好で泥臭く感じさせるその挑戦は、勢いと挑戦心に溢れています。

 80年代歌謡曲で積み上げた挑戦があるからこそ今があることを疑う人はいません。初めてちゃんと向き合った現代ポップソングの大先輩はやっぱり偉大で、面白くて、何より熱いと感じました。まるで自分の父や母の若い頃の姿を見ているような感覚になって、僕はどうしても「懐かしい」と思ってしまうのです。

 あと、映画『イニシエーション・ラブ』の劇中歌集としてもよくできていると思いました。「SIDE A」と「SIDE B」、曲順も良くて、繰り返し聞いているうちに物語を思い出すことができます。原作を読みながら聞くのも楽しそうです。映画館やDVDでもう1回見ることができるまで、このCDが気持ちを盛り上げてくれそうです。
 
 今回、80年代の音楽にも興味深々になりました。過去のコンピレーションCDやベスト盤などでいろいろ掘って、新しい音楽の世界を広げていきたいです。



映画『イニシエーション・ラブ』の感想はこちら↓↓↓
chima.hatenablog.com


イニシエーション・ラブ (文春文庫)

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青春歌年鑑デラックス ’85-’89

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